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西洋占星術(ホロスコープ占星術)とは、統計学をベースにしている紀元前2000年に生まれた占術です。

一般的にテレビや雑誌では「星占い・星座占い」を見かけますが、あれは簡易的な占星術です。

実際の西洋占星術は、12星座だけでなくて、10惑星を掛けあわせて占うので的中率はさらに上がります。

 

西洋占星術は、紀元前2000年のバビロニア王朝の時代を起源としています。古代の占星術は常に国家の運命や農耕の時期などを知る為に使われてきました。

西洋占星術が個人の為に使われるようになったのはさらに後世のエジプトのアレキサンドリア期になってからになります。

太陽の通り道を黄道といいますが、その通り道は、牡羊座・牡牛座・双子座・蟹座・獅子座・乙女座・天秤座・蠍座・射手座・山羊座・水瓶座・魚座 の「12星座」で成り立っています。

太陽は1年かかってこの12星座を一巡りしますが、あなたが生まれた時に太陽がどの星座を通過していたかで「あなたは何座の人です」と 判断するわけです。

 

さらに西洋占星術は、12星座占いから一歩踏み込んで、「生まれた時の太陽の場所」だけでなく、

10惑星(月、水星、金星、火星、木星、土星、天王 星、海王星、冥王星)やその他小惑星等の天体が、

あなたの生まれた日、生まれた時間、生まれた場所で、どの方角にあったか、そして、惑星同士の角度によって、 あなたの性格や運勢を占います。

天体の動きやハウス分割・惑星の位置 などを精密に計算して再現し、様々な人物の生年月日や時刻・性別などと照らしあわせて統計的に分析していった結果が西洋占星術です。

西洋占星術はとてもポピュラーな統計学占いで全ての人に簡単に適用できる占術ですので、ananなどの女性向け雑誌やテレビなどで特集されることも多いですね。

西洋占星術のメリット

西洋占星術は全ての人に簡単に適用できる占術です。

西洋占星術で使用するホロスコープは、実は科学的な理論を元に精密に作られています。数百年・千年の単位で昔から行われてきて発達してきた統計学ですので、占術であると同時に学問でもあります。

個々の事象を視て、当たる・当たらないというよりも、その人の持って生まれた運命傾向を読み解いて、自分の人生の使命や目的を乗り越えるための道しるべと成りうるところが西洋占星術の大きな利点です。

西洋占星術の占い方

西洋占星術で占うためには、ホロスコープ(Horoscope)と呼ばれる星の配置図を作成する必要があります。

特に重要なものが、バース・チャート (Birth Chart)やネイタル・チャート(Natal Chart)と呼ばれる、その人の生まれたときの星の配置図です。

また、相談者の生年月日・出生地・出生時間を占い師に伝える必要があります。

出生時間については、無くても占うことは可能ですが、より精度や的中率の高い鑑定をするためには、おおまかにでもあったほうが良いでしょう。

 

最近ではホロスコープ作成ソフトなどがあり、名前、生年月日、出生地、出生時間入力するだけで簡単にホロスコープは作成できます。

ただし、ホロスコープが出来たからといって、鑑定が完了するわけではなく、そこから得られる情報や感覚と相談者本人からの直感などを照らしあわせて、運勢を読み取ったり、未来を予測するのが占い師の役目になります。

相談者本人にそくした鑑定をして、的中率の高い結果を出せるかどうかは占い師の力量によります。

 

西洋占星術が得意な相談内容

西洋占星術は統計学ベースの占術で下記のような相談・鑑定を得意としています。

  • 相談者の健康・体質・性格・天職・適正・嗜好・気質
  • 生まれもった先天的な運勢、人生全般の運勢傾向
  • 年ごとの運勢

 

また西洋占星術は相談者の人生や悩みの大まかな傾向を的中させるのが得意で、胡散臭い詐欺のような占い師が少ないことが良い点だと思います。

一方で悪い点としては、あくまでの統計学ベースの占いですので、霊感・霊視などのように相談者とその関連する「個人」単体にフォーカスした鑑定をして具体的なアドバイスをすることが難しい点でしょう。