ルーンの種類

ルーンを占うには市販で売られているルーンを用意してください。

ルーンの種類にはパワーストーンやプラスチック製の物・木のチップ・カードなど様々な種類のルーンがインターネットで売られています。

ルーン文字の数には様々なバリエーションがあるようですが、最もポピュラーで最古の「エルダー・ファルソクス」と呼ばれる24文字とブランクルーン(空白)を合わせ計25文字のルーンが一般的なようです。

最も自分に合ったルーンを選ぶとよいでしょう。

 

ルーン占いのコツ

ルーン占いをするにはいくつかのポイントがあります。

タロットカードや易にしろ、まず1つ目には占う前に何を占いたいのかをしっかり決める必要があります。

タロットカードと違いあまり複雑な内容には適していませんので、質問内容をできるだけシンプルで限定した形式にしましょう。

そして2つ目にはその質問に対してできる限り真摯な気持ちで占うことが重要なポイントと言えます。

易経には次のような言葉があります。

「もし神託を求める人がタオ(道)から外れていれば、その人は理解できるようになるまで答えを受け取ることはない。それは役に立たないであろう」とあります。

このように質問に対していい加減な試みや態度であれば答えを求めても得ることはできないと言えます。

 

またルーンは文字なので、文字には象徴や意味がありますが、受け取った文字からイメージを増幅して考える必要があります。

重要なのはあまり本に記載している言葉に囚われずに、そのシンボルから受け取ったインスピレーションを得ることで、あなたの無意識に潜んでいる神々の言葉を引き出してみてください。

またルーン占いには、石を手にとって、呼吸を整えて瞑想することもとても役に立ち、心に浮かんだ言葉や映像からイメージを膨らませてみましょう。

 

具体的なルーンの占い方の例                              

ここでは実際にルーンストーンを使った方法で、どのように占っていくかについてご説明いたします。

ルーンには実に様々な方法の占い方がありますが、もっとも基本的でしかも奥の深い占い方法として知られているのがワンオラクルといった方法です。

タロットカードで言えば1枚引きになりますが、ここでは1つのルーンを引くやり方になります。

ルーンストーンで占う際にはルーンポーチが必ず必要になります。

 

ルーンを購入した際に袋はありますが、自分のお好みのポーチを用意してその中に25個のルーンを入れます。自分の直感で選んだポーチの中に入れることで、より精度の高い占いが出来るのです。

この時ルーンに伺いたい質問を頭の中でしっかり念じながら袋の中のルーンを手でよくかき混ぜてください。

この時どちらの手で石をかき混ぜるかは特に決まりはありません。

頭の中で質問を念じながらルーンストーンをかき混ぜていると、不思議と手に吸い付けられる石があるのを感覚で理解するようになるでしょう。

自分の感覚でこの石だと思える石を1つだけ取り出し、テーブルに角度を変えないように置きます。

ルーンには正位置と逆位置のルーンがあるため、テーブルに置いたストーンの文字が見えない場合は真横に意思をひっくり返してルーン文字が見えるように置きます。

 

占い方その1…ルーンキャスティング…決断の神託

この占い方は最も基本的な占い方なので、ぜひ覚えておくといいでしょう。

25個のルーンの中から自分の感じたルーンを1つだけ選び取りリーディングする方法です。

最も有効な方法は、今あなたが置かれている状況に対して決断をしなければならない時や、自分の今後の方針を知りたい時に有効な占いです。

あなたが真摯にルーンの神託に耳を傾けるほど、ルーンはあなたに重要なメッセージを伝えます。

 

質問例…今後まったく新しい仕事にチャレンジしてもよいですか?

  • 引いたルーン…ペオースの正位置
  • ペオースの意味…ダイスカップ

ルーンの中のペオースには「ダイスカップ」を表すルーンです。

ダイスカップにはギャンブルやハプニング・偶然があなたに味方するといったことを暗示するルーンです。

新しい仕事にチャレンジしてもいいですか?といった質問に対して出た神託がペオースということは、一見あなたにとってリスクのある仕事だとしてもあなたが挑戦しなければ何も始まらないことをこのルーンはメッセージとして伝えています。

このルーンが正位置で出たら、一か八かの賭けに出てみては?とささやいているのでしょう。

このルーンが巡ってきたら思い切って人生を賭けてみるのもいいかも知れませんね。

 

占い方その2…ルーンキャスティング…ノルンの神託

ワンオラクルではシンプルな質問に適した方法ですが、もう少し詳しい内容を知りたい時に使います。

ワンオラクルよりやや複雑な占い方になり3つのルーンを引き、イエスかノーかといったことではこたえられないような問題を扱う時に使ってみましょう。

ルーンを引く時は前に記載したやりかたと同じで大丈夫です。

ここでは質問を頭の中で念じながら3つのルーン1つ1つ袋から取り出しながら、ルーン3個をテーブルの前に置いていきます。

ノルンの神託には次のような意味が与えられています

  1. ウルズの神託=あなたが占おうとしている問題の結果
  2. ヴェルザンディの神託=あなたの今の置かれている状況や気持ち
  3. その結果からあなたが学ぶべきことまたはその結果が与える影響

3つの配置にはそれぞれ意味が与えられていますので、それぞれ1~3に置かれた石の意味を感じ取りリーディングしていくやり方になります。

ワンオラクルと違って慣れるまで戸惑うかもしれませんが、出た石と意味を紙や手帳に書きとってじっくりとリーディングしてみましょう。

質問例…今後独立を考えていますが実行しても大丈夫ですか?

  1. ウルズの神託=ケンの正位置
  2. ヴェルザンディの神託=エオーの正位置
  3. スクルドの神託=マンの正位置

まずこの占いの結果をリーディングしてみましょう。

1の占いの結果に対してケンというルーンを引きました。

ケンのキーワードは火であり情熱という意味になります。あなたがその仕事に対する情熱や野心があることを意味します。

ダイナミックなエネルギーを暗示しているのでこのルーンが出たら新しい企画や仕事に対して情熱をもって取り組めば開始できるであろうとルーンは告げているのでしょう。

2つ目のルーンにはエオーが出ました。

エオーには馬という意味があり馬は古くから人間と親しい動物を表します。

人間を乗せて新天地に連れて行ってくれる友人という意味もあります。

このエオーが出たら今の状況からよい方向へ導いてくれる友人や相手の出現がいるということを暗示しています。

またエオーは引っ越しや転職といった時にも出るルーンです。

3つ目のルーンはマンの正位置が出ました。

マンには人間を表すルーンで2人の人間が向き合っている形をしています。

このルーンが出たら、仕事の独立に関してはひとりではなく、信頼できる人とのチームワークを発揮した方が上手くいくであろうという、ルーンからのメッセージになります。

 

3つのルーンが正位置で出たことによってこの問題はその人が独立に関して強い情熱と意思を持ち、自分にとって有益なパートナーと協力をすることで仕事の独立は上手くいくでしょうということになります。

この占いは実際の鑑定であった質問を元にしていますが、この質問をされた方は、今後仕事の独立問題を考えている時に、たまたまその方に一緒に今後仕事をしていかないかと、提案を受けたという事です。

現在は未来に向けて仕事のプランや場所など、今後仕事を協力してきれるパートナーと模索しているということです。

ルーンのささやきに真摯に耳を傾けた時にこそ、質問者にとって有益なメッセージをルーンはささやいてくれるのです。