ツインレイ関係の、特に女性からの相談内容に多いのがツインレイとの不倫関係についてです。
ツインレイと出会うことができるのは、過去世から現世までの長い間に様々な魂たちとの交流のなかで、お互いの魂が十分に成長してから、つまりある程度の歳をとってからツインレイと出会う可能性のほうが高いわけです。
現代の日本では晩婚化が進んでいるとはいえ、結婚後にツインレイと出会う方が確率としては高くなります。30代なら当たり前、40代50代も多く、中には60代でツインレイと出会う方もいらっしゃいます。
しかし、一度ツインレイと出会ってしまうと、魂の共鳴と引き寄せあいを拒絶することは難しいので、どうしても不倫関係になってしまうわけです。
結婚は魂にとっては関係ないルール
結婚というのは、高次元のスピリチュアルな観点からすれば、結婚は存在してもしなくても関係ないものでもあります。
結婚という概念は、人類の歴史において最近作り出されたものです。国や宗教によっては、一夫多妻制があったり、離婚が認められていなかったりと、そのシステム自体も国によって様々です。日本では役所に紙を一枚提出するだけで結婚できます。
確かに結婚は、愛し合った2人が生涯を共にすることを誓い合う幸せな契約ですし、それを否定したいわけではありません。
ただ、「あくまでも三次元の地球におけるルールの1つ」という見方もできるということです。
不倫にカルマはあるのか
ツインレイと出会ってしまうと、魂の共鳴により相手のことをずっと考えてしまいます。エーテルコードで霊体(正確にはアストラ体)が繋がり、お互いの意識というエネルギーが常に循環し、一般常識や社会通念のことは関係無しに魂同士は惹かれ合ってしまいます。
しかし、同時に、既にいる配偶者を裏切ってしまうかもしれないという罪悪感もあります。子供がいる場合にはことさらでしょう。
この2つの気持ちで板挟みにあい、ツインレイとの不倫関係は非常に苦しいものになります。
「ツインレイとの不倫によって、他人を傷つけて大きなカルマを背負ってしまうのでは?」という質問を受けることがありますが、ツインレイとの不倫にカルマは無いです。
(カルマという言葉は、正確には「行為と結果」ですが、ここでは悪いカルマという意味で使っています)
ツインレイとお互いのありのままを見せあい、ぶつけ合い、愛を注ぐ高次元の交流をする一方で、自分の本音を見せることなく妻や母親という役割を演じるだけの結婚生活が同時にあって、そのギャップに苦しんでいる女性を目の前にして、「不倫なんて道徳的に良くない。やめるべきだ」なんて言えるはずもありません。
フランクアルパーは、著書「宇宙の法則」のなかで、下記の記載をしています。
- 自らの霊的な源を知っている2人が、霊的なレベルで結合したとしよう。そしてかれらの真実に照らして2人の結合を感情的、肉体的に完成させたいという場合、カルマはない。
- この結合が発覚し、すべての当事者のあいだで事実を話し合ったならば、誰かが傷ついたとしてもカルマはない。
- 離婚はカルマにならない。(中略)自由意志の必要性を訴える1つの表現である。これによってカルマは完了する。真の永遠な結婚とは、波動の結構んなのである。
私も、不倫という関係性や離婚という結果になったこと自体がカルマになるのではなくて、そこに至る過程が大切だと思います。
「配偶者としっかりと本音で話し合いをしたか」「結果として離婚になったとしても、可能な限り、他の人の気持ちに配慮をしたか」「ツインレイ2人とも、自身の責任から逃げずに真摯に物事にぶつかったか」が大切で、それがあればカルマを背負うことは無いのだと思います。
エゴから発せられる感情ではなく、魂が発する本心に従う
ツインレイ不倫関係に関する考え方は、スピリチュアリストでも色々ありますが、私が大勢の方の相談にのっている中で感じるのは、「どうかご自身を責めずに本心と直感に従ってください」ということです。
ツインレイ不倫関係に悩んで相談に来られた方にも、色々な選択をとった方たちがいます。
お互いに離婚をして、ツインレイの相手と再婚をして今は幸せなカップル。ツインレイの相手のことは諦めて、数年後にツインソウルの男性と出会い結婚した女性。などなど
ツインレイ統合を来世に先送りにすることが悪いこととは思えませんし、見ていて共通して言えるのが、「自分の気持ちをしっかりと認識して、本心にしたがって選択をした」人は、結果的に幸福になれていると感じます。
ただ気をつけたいのは、本心に従うというのは、感情に振り回されることとは大きく違うということです。
ツインレイと不倫関係になると、様々なネガティブな感情が肉体から湧き出してきます。
「大切にされている奥さんが羨ましい」「男性の優しさの上にあぐらをかいている奥さんに違和感を抱く」「早く離婚してしまえばいいのに」などなど。
そこで必要なのは、その感情から逃げずに、しっかりと観察し認識することです。
この感情はどこからくるのか。なぜこういう気持ちでいるのか。自分はどうしたいのか。
他人を責めるのではなく、感情を冷静に振り返る癖をつけましょう。
じつはこれ、悟りを開き、カルマの浄化を果たして宇宙意志を理解したブッダも、その悟りを開くためのヴィパッサナー瞑想法について同様のことを説いています。
「感情というのは、心が生み出しているのではなく、外部から刺激を受けた肉体(エゴ)が呼び起こしているもの。
自らの感情と肉体の反応を極限まで観察することで、心がエゴを支配できるようになってくる。」
というものです。
精神がエゴを支配するようになると、心が気持ちを発すること(つまり霊体が、意識という霊性エネルギーを発すること)ができるようになります。
それは無償の愛に満ちた慈しみのエネルギーです。
霊体からの霊性エネルギーは、エーテルコードで繋がったツインレイにはダイレクトに流れ循環し、魂の統合が進んでいきます。
意識が現実世界を形作っている
不倫関係という三次元の現実世界を形作っているのは「意識」です。
量子力学の世界では、
「フォトン(光子・素粒子の一種)は、普段エネルギー波だが、人間が意識をした時に粒(物質)になる。そして人の意識もまたフォトンである」
ということが言われています。
また、理論生物物理学者フリッツアルバートポップ博士は、人の肉体を形成するDNAの中にフォトンを発見しています。
そして、3次元空間である地球を形作っているのも、フォトンと同じ素粒子です。
つまり、地球で形作られている物質や人間や出来事、そして人の気持ち(意識)はすべて素粒子であり、お互いに交流し、影響を与えあっているということが分かっています。
三次元の空間に生きているとなかなか想像が及ばないですが、人の意識は現実空間を変化させるということですね。
エゴを乗り越えた無償の愛を育む大切さ
ツインレイ統合を果たすと、女性の愛と慈しみのエネルギー(意識)は男性に流れ込み循環し、2人のエネルギーは創造と変化のエネルギー(意識)になります。
そのキレイで幸福な意識は、2人の周りの現実空間に様々な影響を与えて良い変化を促していきます。
それが達成することができれば、不倫関係とお互いの結婚生活にどのような変化があるとしても、無償の愛(アガペー)に包まれた変化が訪れるはずなんです。