ルーン占いには石やカードを引いて偶然に展開されていきます。

ルーン占いは命術・卜術・相術でいえばタロットと同じように卜術に分類される占いとなります。

現在日本で一般的に使われているルーンは最も古い「エルダー・ファソルク」と呼ばれるもので、24文字あり、その中にブランクルーン(空白)の計25文字からなっています。

タロットカードは全部で78枚あり、1枚1枚に象徴的な絵が描かれているのに対し、ルーンは25文字(カードは25枚)になります。

またタロットカードと同じように正位置と逆位置という解釈があるのは共通点ですが、ルーン文字にはあくまで文字が1つ刻まれています。

その文字1つ1つに意味や象意がありますが、タロットカードのように占ったカードの絵からインスピレーションを得るような感覚ではなく、古代北欧の時代にあったように神聖かつシンプルで実に奥の深いリーディングが得られます。

あくまで占者が引いた文字(象徴)を通して得た神託をどのように受け取るかがキーポイントとなります。

この石を引くという偶然性(シンクロニシティ)をどのようにして占うかは非常に占う人の直感力イマジネーションが豊かな人はこのルーン占いに向いていると言えるでしょう。

自分の置かれている状況や今後の方向性といった大局的なテーマを占うことに向いているツールと言えます。

 

ルーンのデメリットは25文字というシンプルさとあくまで文字から考察するツールであるため、タロットカードのような相手の細かい心理などを読み取ることには難点があるかもしれません。

あくまでざっくりとした感覚で相手の感情を知るツールとしては不得意かも知れませんので、占いたいテーマによって使い分ける必要があるでしょう。

ルーンと仲良くなる方法はシンクロニシティを通じで引いたルーン文字のメッセージに真摯に耳を傾けることと言えます。

あなたが悩んでいる仕事のことであれ、恋愛のことであれ、ルーンのささやきに真摯に耳を傾けたときにこそ、そのささやきはあなたに対して心の深い部分を通してメッセージを送ってくれるはずです。

たとえ苦しくて目をそむけたいことがあっても向き合う姿勢があればたった1つのルーン文字があなたにとって重要なメッセージを送っていることに気づくことができるでしょう。

最初はなかなかとっつきにくいイメージがあるかもしれませんが、何度もルーンと親しんでいるうちにルーンの魅力に気づくことができると思います。