今回はツインレイ関係とカルマについて書いていきます。

まずカルマについて簡単に理解しておきましょう。

カルマとは

カルマというのは、行為、所作、意志による身心の活動と、その結果として現れる楽または苦の報いのこと。

古代インドのヴェーダ哲学の根底に流れる思想で、インド占星術や仏教、ヒンズー教の土台になっている神学的概念です。

日本語でいうと因果応報という意味です。良い行為や意志によって良い結果が報われる、悪い行為や意志によって悪い結果が報われるという因果応報の考え方ですね。

カルマの法則とは

カルマの法則とは、因果応報の法則と同じ意味です。

「相手に優しく出来ず、嫌われてしまった」「お金ばかり追い求めていて、結局人生最後までお金のことばかりだった」「素直な自分になれずに、結局相手と腹を割った関係になれなかった」というように、自分の行動や心がそのまま自分の身に映し出されてしまうことです。

忘れていけないのは、カルマの法則は「行為・所作」の結果だけでなくて「意志」の結果にも当てはまるということです。

ヴェーダ哲学では、見返りを求める行いを小我(個人我)とし、無償の愛による行いを大我(宇宙原理・ブラフマン)としています。

見返りを求める良い行いをいくらしようとも、そこにある意志がネガティブなものであれば、結果としては宇宙原理に近づく(アセンションとも言えます)ものは得られません。

カルマは魂に宿り、前世から来世へ引き継がれる

ヴェーダ哲学を元とする仏教やヒンズー教では輪廻転生という考え方があります。

日本人なら馴染み深い「死んであの世に還った霊魂(魂)が、この世に何度も生まれ変わってくる」という考え方です。

この考え方は、世界各地で見られ、古代ギリシアの宗教思想では数秘術を体系立てたピタゴラスや知の巨匠プラトンも同様の考え方に至ったようです。

数秘術は後に数学となり、現代物理学となりましたが、現代物理学の基本理論には相対性理論と特殊相対性理論がありますね。
この理論では3次元は縦横高の3軸で構成されているが、4次元(宇宙)は縦横高に時間という軸が追加されて構成されていると定義しています。

3次元に生きる人間が、縦横高を移動できるように、4次元の存在は、時間軸を自由に移動できるということです。

そして宇宙エネルギーと霊性エネルギー(人間の意識)が同じフォトン(素粒子)から構成されていることを考えると、人間の意識は時間軸を越えて移動していることになります。

 

このように、輪廻転生ではカルマは魂に宿り過去から未来へと引き継がれます。

「前世の行い(前世のカルマ)が、現世の人生に影響を与えている」ということです。

フェーダ哲学では、「霊魂にはその本性として無限の知恵と知覚と威力と喜びが内在しているが,現実にはカルマによって束縛され自由を奪われている」というように書かれています。

 

カルマの解消・浄化とは

現代ではスピリチュアル世界で、「カルマの解消」「カルマの清算」「カルマの浄化」という言葉が使われることがあります。

カルマの語源であるヴェーダ哲学においては、これらの言葉が使われることはないのですが、先程説明したカルマの本質を理解すれば、どういうことなのかが理解できます。

結論から言うとブッダの説いた「悟り」です。

悟りというのは、簡単に言うと「魂を成熟させ、肉体と意識を支配するエゴを、精神によって支配することで無償の愛を育み、宇宙原理を理解する」ということだと解釈されています。

これは「肉体と意識を支配したエゴとその報い(因果応報)に縛られた魂が、エゴを克服することで、カルマの束縛から解放され、魂を昇華させる」と同じ意味になります。

つまりカルマの解消・浄化は「エゴを超越して、無償の愛を育むこと」だと言い換えることが出来ます。

ツインレイ関係とカルマについて

ツインレイとの出会いは、カルマの浄化と魂の統合のため

ツインレイと出会うのは、元々1つであった魂の片割れと再統合を果たすことで、宇宙原理であるワンネスに気づき、3次元空間である物質世界の地球から卒業するためです。

2人は出会うまでに、様々な魂とポジティブな関係やネガティブな関係を築き、エゴと戦い、カルマを浄化させて魂を成長させてきました。

そしてようやくツインレイ2人は、最後の大きなカルマ浄化を行うために出会うことになります。

2人が出会うことで、2人の人生や周りに大きな変化の兆候が見えるようになるのはこのためです。

人それぞれに生まれつき違ったカルマがある

前世から持ち越された課題であるカルマは、その人の人生を運命づけます。

「人を信頼できない」カルマを持つ人は、誰とも関係を持たずに生きていこうとしたり、自分だけで全てのことを決めようとするかもしれません。

「人を傷つけることで劣等感から逃げる」カルマを持つ人は、大人になっても人をいじめたり、家庭や大切な人に暴力を振るうかもしれません。

人の性格は、育つ環境によっても変化しますが、生まれつき遺伝によってある程度決定づけられているそうです。

話がそれるので詳細は書きませんが、ドイツの理論生物物理学者のフリッツアルバートポップ博士はDNA内においてフォトン(素粒子)を発見しています。
そして、宇宙エネルギーや人の意識・意思(精神エネルギー)もフォトンであるということが米国ノエティック研究所のディーン・レイディン博士による実験結果で出ています。

4次元以上の高次元の宇宙から発せられるエネルギーや人の意識と人のDNAが同じ物質であるフォトンから構成されているというのは、カルマが人の生まれつきの性格に影響を与えている可能性も否定できないなと私は思います。

カルマ浄化のための試練が与えられる

ツインレイである2人がどのようなカルマを持っていようとしても、その根源にあるのはやはり「エゴ」の存在です。

そしてエゴを超越するために、2人の関係には試練が与えられます。

多くのツインレイが経験するサイレント期間(ランナー&チェイサー)の段階です。

ツインレイ2人の関係が進むと、魂と無償の愛の成長により、それまで肉体(肉体から生まれる意識)を支配していたエゴが、魂(精神)に支配され始めます。

そこでエゴは支配を拒絶し、肉体を通して様々なネガティブな意識を生み出そうとします。

  • 見返りを求めた愛が大きくなる
  • 恋愛関係が重いと感じはじめる
  • 結婚をして責任を負いたくない
  • 今はまだ自分への愛だけで精一杯

こういった感情から、ツインレイ男性は、ツインレイ女性と「会いたくない」といった冷たい反応を持ち始めたり、現実逃避として別の人を好きになったりします。

一方でツインレイ女性は、「どうしてこの想いに応えてくれないのか」といった嫉妬や見返りを求める気持ちが増大してきます。

まさにお互いのエゴが暴れているような状態です。

サイレント期間は、宇宙が計画した「エゴからの脱却のための試練」でもあります。

また、自分の大きなカルマとしっかりと向き合うために、お互いに距離をおく必要性を無意識のうちに持ち始めている結果とも考えられます。

ツインレイとカルマを浄化する方法

カルマを浄化することが、エゴを超越して無償の愛を育むことである以上、「ツインレイとカルマを浄化する方法」は、サイレント期間を乗り越えるための方法と大体は同じことです。

サイレント期間でたとえ離れ離れになっていても、エーテルコードで繋がっている2人の魂エネルギーは常に交流しています。

例えばあなたの魂が成長すれば、あなたから相手に流れるエネルギーにも変化が起き、それは結果として、相手からあなたに発せられるエネルギーにも変化が起きます。(それは魂の共鳴であり、因果応報です)

2人に循環するエネルギーが変われば、そこから生み出される何かを創造するエネルギーにも変化が生じ、結果として物質世界において2人の関係の変化を起こしていきます。

お互いに流れる魂エネルギーやサイレント期間を乗り越える心構えについては下記の記事で詳細を書いています。

→ツインレイ2つの魂を繋ぐエーテルコード。シルバーコードとの違い

→ツインレイのサイレント期間を乗り越える9個の心構え