特に2016年以降の地球の次元上昇にあわせて、人類のアセンションが急速に進んでいます。

様々な世界の変化がこの次元上昇と連動しています。ツインレイと出会う人が増えていること、スターシードを持つスターピープルが増えていること、菜食主義やグルテンフリー、プチ断食、オーガニック自然食といった食生活の変化、物理的な物質社会である資本主義の行き詰まりなど、セクシャルマイノリティを許容する世界への進化などがあります。

瞑想やヨガといった精神性を高めるムーブメントも世界中で流行しています。

本記事は、瞑想がアセンションにどのように効果があるかを書いていきます。

アセンションとは

アセンションと瞑想の関係を理解するにはアセンションとはどういうものかを理解する必要があります。

アセンションというのは、肉体と脳が生み出すエゴと顕在意識で生きる三次元世界から、魂(潜在意識)と肉体を調和させて生きる5次元世界へと移行していくことを意味します。

地球で肉体を持って生きていると認識が出来ないのですが、私達の生きるこの空間は宇宙と同様に、4次元以上の高次元の世界です。

人の意識は、三次元の物質としては形が見えませんが、フォトン(素粒子)として存在すると量子力学の実験結果にあります。

その意識のうちの97%は潜在意識で、顕在意識はたった3%だと言われています。

つまり五感と脳を使って考える顕在意識メインの私達は、本来の存在の3%にしか満たないわけです。

アセンションによる高次元の生き方とは、この宇宙エネルギーと同質である残りの97%もコントロールして生きるということです。

三次元の世界を象徴する言葉には「二元性。分離。肉体。過去現在未来。エゴ。他人。常識的思考。合理性。」などがあります。

一方で5次元以上の高次元世界を象徴する言葉には、「繋がり・ワンネス。愛。今。高波動。ワクワク・エキサイトメント。直感。」などです。

※ワンネスについては下記記事で詳しく解説しています。(ワンネスとは何か。高次元の世界のあり方)

 

アセンションが進むと「物・外部・他人」から「自分・精神・心・意識」に重点が移っていきます。

肉体の第五感は強力で、思考のほとんどが肉体と脳から生み出されていて、魂(潜在意識)はほとんど働かせることが出来ません。

肉体と脳はエゴを生み出し、私達人間の思考はどうしても肉体に支配されたエゴの強いものとなってしまいます。

しかしアセンションが起こると、霊体が、肉体と脳と同じくらい働くようになり、霊体が意識(思考)を生み出し発し始めます。それはエゴがほとんど混じらない純粋な愛です。

アセンションと瞑想の関係

瞑想というのは、西洋・東洋共に古来から行われてきた、心を静めて神に祈ったり、心を集中させ無くし無心になることといったことです。

ここでは最も私達に馴染みが深い、悟りを開いた仏教の始祖であるブッダが説いた仏教の瞑想について書いていきます。

仏教の瞑想は、集中力を育てるサマタ瞑想(止行)と、物事をあるがままに観察するヴィパッサナー瞑想(観行)に分けられます。

サマタ瞑想は精神の集中を養い、その精神集中のもとヴィパッサナー瞑想で自己観察をして悟りを開いていきます。

ブッダの悟りは、このヴィパッサナー瞑想によって開かれたとされていて、現在ではマインドフルネス瞑想とも呼ばれます。

ヴィパッサナー瞑想(マインドフルネス瞑想)とは

ヴィパッサナー瞑想法は「気づき(アウェアネス)の瞑想」とも言われます。下記のようなことをブッダは説いていました。

「感情というのは、心が生み出しているのではなく、外部から刺激を受けた肉体(エゴ)が呼び起こしているもの。
自らの感情と肉体の反応を極限まで観察することで、心がエゴを支配できるようになり、意識が宇宙と繋がる」

「全ての意識を『今』の自分に集中させることで、ありのままの自分を気づくに至る」

脳が生み出す妄想を止めて自己観察することにより「ありのままの自分」を見つめ、心を成長させていくことがヴィパッサナー瞑想の特徴であり目的です。

肉体と脳による顕在意識・エゴをコントロールして、潜在意識で生きることで、意識が高次元の宇宙と繋がるというアセンションとほぼ同じことをブッダは言っていたわけですね。

ヴィパッサナー瞑想は私達をアセンションへと導く一つの道なわけです。

 

また、ブッダは、瞑想による自己観察で、「私達の肉体は個体のようで実は非常に小さな粒が集まって出来ている液体のようなものだ。そこへ小さな力が加わることでさざなみのように揺らめき感情が起こっている」と言っていたそうです。

彼はその小さな粒をサンスクリット語でAtma(アートマ)と呼び、肉体の本質、エゴの本質だと言っていました。これは英語の原子(アトム)の語源となっています。

量子力学の発展により、人の肉体も意識も含めた宇宙の全ては原子よりも小さい素粒子によって構成されることがわかりましたが、2500年以上昔にほとんど同様の真理にたどり着いていたというのはとても感銘を受けます。

ヴィパッサナー瞑想の効果

ヴィパッサナー瞑想をすることで、心の浄化が進み下記のような効果が得られると言われています。

  • 自然との一体感を魂レベルで感じる
  • 雑念が減り集中力が上がる
  • 思考、感情が整理され心がスッキリする
  • 自分を律する力が増してくる
  • 深い心の安らぎを感じられる
  • ポジティブシンキングになり引き寄せの法則が働きやすくなる

最終的には、宇宙との繋がりに気づきワンネスの感覚を得られるようになるのがゴールの一つと言えますが、短期的にも色々なメリットがあるということです。

瞑想による精神への効果は科学的にも証明されており、Googleやゴールドマン・サックス、アメリカの国防総省(ペンタゴン)などが瞑想を実践しています

ヴィパッサナー瞑想のやり方

ヴィパッサナー瞑想のやり方について解説します。

このやり方は、日本ヴィパッサナー協会が主催している京都の10日間瞑想コースに参加した際に教えられた方法です。

このコースでは、あぐらで座る姿勢での瞑想のみを行いますが、同じやり方で、歩きながら歩行瞑想として行ったり、立って行ったり、椅子に腰掛けて行うなど他の姿勢でも可能とのことです。

  • 1セット30~90分。できる範囲で行う
  • あぐらをかいて座り、お尻部分にだけ座布団を敷き、少し前傾にする
  • お尻から頭まで背筋をまっすぐに伸ばし目をつぶる
  • 呼吸はゆっくりと大きく、なるべく鼻を使ってする
  • 呼吸に意識を集中させる(数えるわけではない)
  • 最初は、鼻息が上唇がぶつかるサワサワした感覚のみに全神経を集中させる
  • 慣れてきたら、少しずつ上唇に感じている感覚を鼻→頭全体へと拡大していく
  • さらに慣れたら、頭全体で感じている感覚を、他の部位に移動させて観察していく。頭→右肩→左肩→胸→腹→下腹部→右太もも→右足→左太もも→左足を繰り返す
  • 少しずつ、上唇が感じていた感覚を体全体で感じられるようになってくる。身体が小さな粒の集合体のような感覚になってくる。

私が10日間コースで行っただけでは、体全体が粒の集合体のような感覚にはもちろん到達できませんでしたが、なんとなくの感覚はつかめました。

瞑想法で調べると、「吸います、吐きます」など行っている動作を細かく実況することが大事といったことが書いてあります。

「自分の肉体の感覚に集中する」という意味ではやっていることは同じなのですが、頭で色々考えてしまいがちになるので難しいです。それよりも、鼻息が当たる上唇の感覚に全集中させるほうがかなり難易度が低いと思います。

また、Youtubeなどではスピリチュアリストと一緒に瞑想をする動画があります。これらの動画は、無音になってしまうことを避けるために、スピリチュアリストが視聴者にスピリチュアル的な言葉を語りかけてくるものが多いですが、効果が著しく下がるので避けたほうがいいです。脳による思考と顕在意識を抑えるように瞑想しているのに、言葉は脳に刺激を与えて思考を生み出すものだからです。

日本ヴィパッサナー協会のコースは千葉と京都で行われています。10日間コースで、始まると携帯電話を始め外部との連絡は不可能になりますし、24時間会話禁止、1日2食の粗食のみと、1日8時間以上の瞑想となかなか参加ハードルは高いですが、毎回キャンセル待ちで多くの人が参加しています。

興味のある方は参加してみるといいでしょう。(日本ヴィパッサナー協会公式サイト