多くの人が一度はデジャヴを体験したことがあると思いますが、このデジャヴとは一体何なのでしょうか。

スピリチュアルの観点を踏まえて解説してみたいと思います。

デジャヴとは

デジャヴとは、ある体験をした際に、それを「よく知っている」という感覚や、「確かに見た覚えがあるが、いつ、どこでのことか思い出せない」というような違和感を伴う感覚をおぼえることです。

フランス語由来の英語dejavuで日本語でいうと「既視感」のことです。「視」という字ですが、聴覚、触覚など視覚以外の体験も含まれ既知感と呼ばれることもあります。

古今東西の過去の文学作品でも言及されていることから近年現れ始めた現象ではなく、古くから多くの人が体験したことのある事象だとわかります。一般大学生の72%が経験したことがあるという調査もあります。

超心理学の分野では、「予知夢」と関連付けて考察されることもあり、デジャヴという事象を説明しようとする試みは多数ありますが、実験で再現することが困難なため研究法は確立していません。

デジャヴを量子力学で考察してみると

近年になって宇宙エネルギーを対象とする量子力学の発展にともなって、スピリチュアル世界と量子力学は近い研究対象分野だと考察されることが増えてきました。

デジャヴを量子力学として考察してみましょう。

人の意識はフォトン(素粒子の一種)である

量子力学の世界では、「素粒子の運動は、観測している人間の意識・意思によって変化し、偏りを見せる」ということが発見されています。

米国ノエティック研究所の主任研究員であるディーン・レイディン博士のよる実験では、下図のように、光子(素粒子)を穴が2つ空いたスリットに通し、スクリーンに投影しました。

実験は2つの驚くべき結果を出しました。

  1. スクリーンに浮かぶ模様は2本になるはずだが縞模様となった。なぜかと確認しようとして観測すると今度は2本の線として現れた。
  2. ただ発射しているだけのときは縞模様が現れるが、観測者がスリットの片方だけを多く通過するように強く念ずると、模様には明らかな偏りが見られた。
    一般人250人で繰り返し行い、いずれも同じ結果が出た。

この実験結果は、「素粒子は、普段エネルギー波だが、人間が意識をした時に粒(物質)になるまた人の意識も素粒子の一種である」という事実を裏付けるものとなりました。

フォトン(宇宙エネルギー)は高次元(4次元 以上)の存在

人間の脳は3次元空間を認識するのが限度ですので、この世の中は3次元だと認識していますが、実際にはさらに高次元が存在しています。

アインシュタインは相対性理論で4次元空間の計算・測定を試みました。物理学ではこの宇宙は、3次元(物理)空間と1次元(時間)からなる四次元時空(ミンコフスキー時空)として捉えています。

つまり、宇宙エネルギーと人の意識が同じ素粒子(フォトン)であるならば、「人の意識は時間軸を移動するのではないか」という仮説がたてられます。

私達が無意識のうちであっても、人の意識が時間軸を移動するのであれば、デジャヴが起こるのも説明がつきます。

デジャヴのスピリチュアル的な意味

デジャヴがスピリチュアル的に考察されることも多くありますね。

ソウルメイトやツインレイと出会い関係を持つとデジャヴを頻繁に体験するようになったり、運命の出会いの予兆と解釈されたり、夢占いの文脈で語られることもあります。

占い師を長年やっている私の実感としては、デジャヴを強化することが占い鑑定や未来予言、未来予知に繋がると感じています。

実際に占い師以外の人でも、瞑想やチャクラ浄化を通して、スピリチュアルの能力を高めていくとデジャヴを見る頻度が上がると言われています。

人間は、物理的な肉体と精神体としての霊体、その中間のエーテル体で構成されています。

通常、人は物理的な肉体(身体・五感と脳)を通して物事を考え意識を生み出します。

一方でスピリチュアル能力(霊能力)の高い人は、霊体から意識を生み出すことができるのです。

胡散臭いと思われる方もいるかもしれませんが、ブッダの瞑想法もほぼ同様のことを説いています。

脳で考えた物理的な思考・意識は、3次元の制約によって時間軸を移動することは難しいでしょう。だから普通の人のデジャヴは無意識のうちの体験なので、明確に思い出せません。

ですが、霊体から生み出された意識は物理的な制約がないフォトンであるため、時間軸を移動することができるのだと自分自身を振り返って私は感じてます。

ソウルメイトやツインレイと関係を持つとデジャヴが頻繁に起こる

ソウルメイトや、特に魂(霊体)の周波数が同じツインレイと出会い関係を持つとデジャヴが頻繁に起こるのは、魂が共鳴によって高次元に上昇する(アセンション)が始まり、意識が時間軸を移動し始めるからです。(もちろん始めは霊能力者ほどではありませんが)

ツインレイとはお互いの霊体がエーテルコード繋がり、霊体から生み出される意識が常に共有・循環しているのでシンクロニシティが起こりますし、彼が意識していることが実際に彼女の体験になったりといったデジャヴも起こります。

脳が活発に動いてない時ほど、霊体が意識を生み出すため、予知夢など寝ている時に起こることも多いでしょう。

カルマとデジャヴの関係

少し余談になりますが、カルマも同様に考えられます。

私達の魂は、ツインレイ統合により高次元にアセンションするまで、何度も地球で肉体を持ちます。

前世や来世では物理的に脳が異なるため、ほぼ記憶が残ることはありませんが、霊体は同じであるため無意識下の記憶は残ります。

特に何か嫌なことがあったわけではないのに〇〇がなぜか嫌いだったり、なぜか大好きだったり。理由なく〇〇が非常に苦手で怖かったり。

こういったものは霊体意識が時間軸を移動するために起こる、前世からの無意識下の記憶であることが多いです。

これは古代サンスクリット語ではカルマ(業)と言われたりしています。

現世で体験するデジャヴは、前世から引き継いだカルマが元になっていることもあるということです。