魂には、女性性と男性性の2つの特性が存在しています。

本記事では、魂と魂の関係、特にツインレイ関係において、女性性と男性性が持つ特性と果たす役割について解説します。

女性性と男性性とは

魂は、大きく分けて男性性と女性性の2つの特性を持っています。

魂は元々、ワンネスであり両性具有のような存在ですので、男性性と女性性を均等に持ちバランスが取れています。

魂が地球に降りて肉体を持った時に、女性と男性にそれぞれ分かれ、女性に宿った魂は特に「陰」の特性を色濃く持ち、男性に宿った魂は特に「陽」の特性を色濃く持つようになりました。

  • 女性性の特徴
    • 愛、やさしさ、共感、精神的、理想、感情、直感、融合
  • 男性性の特徴
    • 行動、創造、物質的、現実、理性、論理、境界をつくる

誰もが、女性性と男性性を両方持って生まれてきますが、特に3歳以降から、女性は特に女性性が強く、男性は特に男性性を強くもって育ちます。

 

これは中国では古代から陰陽と表されてきました。陰が女性性、陽が男性性です。

    • 女・精神・潜在意識・外部・収縮・融合・不活発・暗・吸気・夜・雨・抑制感情
    • 男・肉体・顕在意識・内部・膨張・分裂・活発・明・呼気・昼・晴・興奮感情

また神秘思想カバラにおける六芒星においても、正三角形と逆三角形が女性性と男性性をそれぞれ表しています。

つまり女性性と男性性というのは、人間の特性だけでなくて、森羅万象・宇宙が持つ2つの特性というわけです。

(陰陽は、英語でCosmic Force(宇宙エネルギー)と約されます)

女性性と男性性のバランス

人はそれぞれ女性性と男性性を内在していますが、その強さのバランスによってその人の性格や意識が決まっています。

例えば、男性性が強い人は、活発に外に飛び出して多くのことを行動して経験する人は、それがゆえに、物質的な富や現実を重視して、論理や理性が強いけど他人にあまり共感しない傾向になります。

女性性が強い人は、内向的で現実よりは精神面での活動が活発です。物質的な富よりも精神的な調和を重視して、他人への共感力が高い傾向になります。

生まれた時から物質的に満たされていて、精神的な活動をブーストするインターネットが普及した時代に育った若い男性に、女性性が強い人が増えているのも納得がいきます。

肉体と霊体のバランスと同じ

女性性と男性性が共存しているのが人間と説明しましたが、もう少し掘り下げて説明をすると、人間は「肉体と霊体」で構成されているということとほぼ同じ意味です。

人間は皆、肉体と魂(霊体)、その接合部分にある幽体(アストラル体)の3つから構成されています。

女性性(陰)は、精神や意識、外部の特性を持ちますので、つまり霊体に近い性質です。

男性性(陽)は、物質や肉体、内部の特性を持ちますので、つまり肉体に近い性質です。

女性はより霊体の力の方が強い傾向にあり、男性やより肉体の力が強い傾向にあるということです。

魂の成熟には、陰陽のバランスが大切

陰陽のバランス、女性性と男性性のバランス、肉体と霊体のバランス、全てが同じだとご説明しました。

そして魂の成熟には、このバランスが何よりも大切となります。

魂が肉体を持つ過程で、男性と女性に分かれたことで、他者という概念が生まれ、自我(エゴ)が生まれました。

エゴの副産物として、人は分離による大きな喪失感、孤独感、無力感も持つようになりました。

エゴ自体が悪いわけではありません。エゴがあるからこそ、他者を理解することが出来、自分の選択を自分で決めるという自由があります。

しかし、エゴに支配され続けると、癒やされることのない喪失感に苦しみ続けることになります。

エゴに支配されるのではなく、エゴを飼いならすことが魂の成熟であり、それには女性性と男性性のバランスを取ることが大切になります。

ちなみに、ブッダがエゴを乗り越え悟りにいたったヴィパッサナー瞑想法は、まず「自分の肉体とそれによって生み出される感情を、全神経を集中して観察すること」を教わりますが、肉体と霊体のバランスを取る修行法といえます。

ツインレイ関係でも大切な女性性と男性性のバランス

さてようやく本題に入りますが、ツインレイと出会う目的は「元々1つであった魂の片割れと統合を果たし、無償の愛を育む」です。

1人の人間には1つの魂があり陰陽があります。そして、陰の魂(ツインレイ女性)と陽の魂(ツインレイ男性)がバランスを保ち1つの魂になることがツインレイ統合です。

女性性と男性性のバランスが取れているとツインレイに出会える

ツインレイとは、魂の統合を目的として出会うことが計画されているので、それぞれの魂が成熟している必要があります。

つまりお互いの魂の女性性と男性性のバランスが取れている必要があります。

現代の日本でいうならば、地に足をつけて経済的に自立した生活をしていて、他人への共感や慈しみ、優しさを忘れずに精神的にも安定して自立しているということです。物質世界と精神世界のどちらにも偏っていない生き方ですね。

ツインレイ2人の魂が成熟してからようやく出会えるので、ある程度歳をとってからツインレイと出会う人が多いです。

2つの魂が1つになるためにも女性性と男性性の役割がある

ツインレイが出会うと、2人の魂に共鳴が起こります。2人の魂はエーテルコードで繋がっており、

男性側からの性(創造性)エネルギーは女性に流れ込み、女性の愛と慈しみのエネルギーがハートチャクラを通して男性に流れ込み循環をするようになります。

ツインレイ関係では、男性が一目惚れをしたり、性的な興奮を覚えてアプローチをかけるケースが多いのは、この男性による男性性(創造エネルギー)によるものです。

そして二人のエネルギーは循環し、より強く熟成され、さらに上位のチャクラをめぐるエネルギーへと昇華されて2人で現実を創造し、周囲の現実に変化を起こしていきます。

ツインレイが出会うと、2人の周囲の色々なことが変化を始めるのはこのためです。

ただ、1つの魂になろうとして、女性側は陰エネルギーが強くなり、男性側は陽エネルギーが強くなるので、それぞれの個人の魂の陰陽バランスが一旦崩れてきます。

陰陽バランスが崩れると、お互いのエゴが再度大きく膨らみ始め、ツインレイ関係には危機とサイレント期間が訪れるのです。

サイレント期間で、女性性と男性性のバランスを極める

サイレント期間は、2人が完全にエゴを克服するために、宇宙意志が計画した試練と言われています。

女性側は精神的な試練になるケースが多く、エゴの暴走により生み出される嫉妬や憎悪、痛み、苦しみを乗り越えて、なお無償の愛を育むことができるかが問われます。

男性側は、現実的な試練になるケースが多く、エゴに支配されて逃げ出した現実的な変化や自由を失うことに立ち向かい、自分への愛だけでない無償の愛をもって、現実に変化をおこせるかが問われます。

2人の魂はエーテルコードで繋がっているので、お互いの意識(エネルギー)は常に交流しているため、エゴに支配されず、お互いを信頼して心から愛する気持ちが大切になります。

参考:ツインレイ2つの魂を繋ぐエーテルコード。シルバーコードとの違い