長年占い師をやってきて、最近とても増えている相談内容が、ツインレイ関係に関するものです。
なかでもツインレイとの結婚については多いです。
セッションでは相談者の魂を読んで占うので、もっと個人個人に合わせた具体的な内容に踏み込みますが、本記事ではもう少し一般論的な内容でまとめました。
ツインレイ関係における結婚という概念
最近では、社会の常識に縛られることなく未婚のまま人生を過ごす選択をする人も増えていますが、それでも依然として、人生の上で結婚は重要なものだと捉える人が現代の日本ではまだまだ多数でしょう。
「運命の人と結婚したい」「未来の結婚相手となるべきツインレイとはいつ出会えるのか」そういった相談が多いのも、もちろん頷けることです。
ですが、１つ理解しておくべき前提は、「ツインレイとの統合と結婚は全く別物」ということです。
結婚という概念は、人類の歴史において最近作り出されたものです。一夫多妻制があったりと、そのシステム自体も国によって様々です。日本では役所に紙を一枚提出するだけで結婚できます。
うがった見方をすれば、結婚は、「この相手は自分のものだ。他人は手出しできない」ということを第三者に言うために法律で縛るものという言い方すら出来てしまいます。そこには、独占欲や相手を信頼しきれていない、見返りを求めた愛、つまりエゴが存在しているケースだってあります。
一方で、御存知の通り、ツインレイ関係は、魂と魂の交流であり、ツインレイと一緒になるということは魂の統合を果たすということです。
たとえ、ツインレイ相手と結婚をしたとしても、お互いの魂を成熟させなければ、ワンネス・統合には至りません。
ツインレイ関係の本質は「お互いにエゴを捨て去り、信頼し無償の愛を注ぎ合う」ことですので、そこに「結婚」という概念を混在させてしまうとややこしいことになってしまいます。
※もちろん現実世界の現代で生きる以上、どうしても結婚を意識してしまうのは仕方がないことです。あくまでも理解しておくべき前提です。
ツインレイは結婚後に出会う可能性が高い
「ツインレイとの不倫関係」について相談される方も多くいらっしゃいます。
ツインレイとの出会いは、ソウルメイトやディヴァインエクスプレッションなど様々な魂との交流を通して、魂を成長させてようやく訪れるので、やはりある程度の歳をとってから出会う可能性が高いです。
晩婚化が進んでいるとはいえ、結婚後にツインレイと出会う方が確率としては高くなります。
30代なら当たり前、40代50代も多く、中には60代でツインレイと出会う方もいらっしゃいます。
結婚後にツインレイと出会ってしまうと、魂の共鳴により相手をずっと考えてしまうことと、配偶者を裏切ってしまうかもしれないという罪悪感の板挟みにあってしまいます。
一般常識や社会通念のことは関係無しに魂同士は惹かれ合ってしまいます。難しい問題ですよね。
セッションでは具体的に私のできる範囲でお答えしますが、結果的には選択するのはご相談者様ご自身なんですよね。
例えば、ご相談者の今の配偶者がディヴァインエクスプレッションである場合。
ディヴァインエクスプレッションは、宇宙の意志で本来、恋愛関係になるように計画されていません。「人生において苦言を呈し、進む方向を修正する」という本来居心地が悪い関係性を築く魂です。幸せな愛の関係を築く相手ではない人と結婚しているというケースですね。魂の周波数も異なるので、交流には不快なノイズが多く発生しているはずです。
そんな状況で、本物のツインレイとの不倫関係を持っているのであれば、そちらの方に居心地の良さを感じてしまうのは当然なんですよね。
でもセッションで占い師が伝えられるのは、その事実と簡単なアドバイスまでです。
とてもセンシティブで難しい問題なんですね。
ツインレイ男性の結婚に対する意識と気持ち
ツインレイは、1つの魂から分かれた2人の人間です。
それは物質と精神の統合とも酷似するもので、中国では「陰陽」、ユダヤ教における「六芒星」、日本における「籠目という文様」、新約聖書における「受胎告知」と、世界各地で古代から表されてきた概念です。
ツインレイ男性は、陰陽でいうところの陽の力、六芒星でいうところの正三角形(物質・地)の力を持っています。
陽の力はリビドー(性)の力や創造力を源にしているため、ツインレイ女性と出会うと、一目惚れや目が離せなくなる体験をすることが多いようです。
ただ、単に、「可愛い・美人だ」といった物質的な性衝動ではなく、「存在自体が愛らしく感じる」というもっと精神的なものを含んだ感覚です。
相手に受け入れられない恐れ
ツインレイ関係は、男性からのアプロードで、女性は受け身であるケースが多いですが、結婚に至る道では男性には恐れがあります。
ツインレイ女性に対する想いは、それまでの恋愛とは異なり、自分の魂の響きのようなものです。
元は1つの魂で、自分と一心同体であることを無意識のうちに理解しています。
ですので、ツインレイ女性に受け入れられないかもしれないという恐れは、非常に大きなものになります。
男性は女性よりもプライドが高く、母性に対する憧れも大きいので、拒絶される恐怖心から、現実逃避をして逃げ出すこともあります。陽の魂（男性）の成熟度が足りずに逃げ出してしまうのです。
精神からの支配を拒絶するエゴ
ツインレイ2人の関係が進むと、魂と無償の愛の成長により、それまで肉体（肉体から生まれる意識）を支配していたエゴが、魂(精神)に支配され始めます。
そこでエゴは支配を拒絶し、肉体を通して様々なネガティブな意識を生み出そうとします。
- 見返りを求めた愛が大きくなる
- 恋愛関係が重いと感じはじめる
- 結婚をして責任を負いたくない
- 今はまだ自分への愛だけで精一杯
こういった感情から、ツインレイ男性は、ツインレイ女性と「会いたくない」といった冷たい反応を持ち始めたり、現実逃避として別の人を好きになったりします。
サイレント期間が始まる兆候でもあるのですが、これは宇宙が計画した「エゴからの脱却のための試練」でもあり、必要な期間でもあります。
エゴを超越し、結婚に至る
エゴを超越して無償の愛を育み、ツインレイ統合を果たすと、男性は「責任を負いたくない」「自由を失いたくない」といった結婚にたいするネガティブ意識を持つ理由がなくなります。
自然とツインレイ女性と結婚したいと考えるはずです。
もちろん最終的な結論は、先程書いたように個人や時代によります。
ツインレイ男性が独身だった場合は、ツインレイ統合を果たし、結婚を決意することが多いでしょう。
既婚だった場合は、配偶者と離婚をして、改めてツインレイ女性と再婚をしたり、離婚・再婚はせずに、ツインレイとは友人関係を続ける結論を出す人もいるでしょう。
ツインレイ女性の結婚に対する意識と気持ち
ツインレイ男性は、陰陽でいうところの陰の力、六芒星でいうところの逆三角形(精神・霊的)の力を持っています。
陰の力は精神(心)の力や共感力などを源にしていて、男性側からの性(創造性)エネルギーは女性に流れ込み、女性の愛と慈しみのエネルギーがハートチャクラを通して男性に流れ込みます。
そして二人のエネルギーは循環しより強く熟成され、さらに上位のチャクラをめぐるエネルギーへと昇華されて２人で現実を創造し、周囲の現実に変化を起こしていきます。
ツインレイが出会うと、２人の周囲の色々なことが変化を始めるのはこのためです。
男性と女性では変化に時差が生じる
ツインレイ男性（陽）はより現実・物質の世界を担当し、ツインレイ女性(陰)は見えない領域である精神の世界を担当します。
男性は２人の精神世界にあまり影響を与えられず、女性は２人の現実世界にあまり影響を与えられません。
精神世界(霊界)での変化は早く起きますが、その変化が物質で構成される現実世界に反映されるのには時間がかかります。
だから同じタイミングで魂が共鳴して変化が始まっても、男性の方が現実世界に変化を起こすのには遅れが生じるのです。
結婚関係というのは、現実世界(三次元)での出来事ですので遅れが生じ、なかなか物事が進展しないという歯がゆさを特にツインレイ女性は感じるでしょう。
サイレント期間でより大きな苦しみを味わう女性
女性からしてみれば不公平に思う気もしますが、ツインレイのサイレント期間はどう考えても女性の方が大きな苦しみがあると個人的には思います。
女性はチェイサーとして、エゴの苦しみから逃げた男性を追いかける形になります。
この段階で、女性もエゴの苦しみを味わうことになります。
- どうしてこんな一途に想っているのに相手は逃げるのか
- どうしてこの想いに応えてくれないのか
- 忘れたいけど忘れられない
- なんで誰からも理解してもらえないの
- なんで返事がないの
- 嫉妬
そんな苦しさに疲れてどうでもよくなり、ツインレイ関係をリタイアしたくなることも多いでしょう。
魂の片割れに会えないことで抜け殻のように無気力になるはずです。
男性と同様に女性にも与えられた神からの試練なのです。
ツインレイ男性と結婚や離婚ということを話し合う上で、「相手を独占するため」「もう離れないという確証を得るため」「自分が安心するため」というエゴによる感情が出発点になっていなかったかを注意することが大切です。
男性はそういった女性の気持ちを読み取り、「じゃあ俺に結婚するメリット無くない？」という感情になりかねません。
ツインレイ関係は、鏡のような関係(ミラーリング)です。片方がエゴを出すと、相手もエゴを出すんです。
ツインレイと結婚したらどうなるか
ツインレイは、2人の魂のエネルギーを統合させて、新しい創造の力へと変え、より高次元の意識へとアセンションすることが目的になります。
統合を果たしたツインレイは、その愛を持って2人の未来を作り出し、他の魂の成長を手助けする役割も持ちます。
そんな2人の関係は、現代社会では結婚という契約をしていると、色々なことがやりやすくなるのは間違いありません。ツインレイと結婚することはとても幸福な現世を送ることができるでしょう。
ただ繰り返しになりますが、「結婚＝ツインレイ統合」ではない点は注意です。結婚してもお互いにエゴをぶつけ合っていては魂の成長もなく幸福とは言えません。
また2人が結婚をするために、お互いのエゴを元に、周囲の人間を傷つけてしまうようでは、魂の成長どころか、新たなカルマを背負って、来世への課題が持ち越されるばかりです。
ツインレイと結婚しない道を選んだらどうなるか
価値観が多様化している現代の日本ですから、ツインレイと結婚をしない選択をしても幸福になることは可能です。
あなたの魂と近い周波数を持ち、ロマンチックな関係が築ける魂(運命の相手)には、12の魂(ツインソウル、ツインフレイム、ツインレイ)が存在しています。
ツインレイと統合を果たした上で、現世においては、ツインフレイムやツインソウルと結婚生活を送るということだって十分幸福です。
さらに言えば、ドロドロの不倫関係にならざるを得ない現世であれば、ツインレイ統合を来世、来来世に持ち越したとしても、現世においてあなたが幸福になれる可能性は十分存在しているということです。
もちろん一度出会ってしまった魂の片割れ同士は共鳴しあっていますので、完全に相手のことを忘れることは無理です。
会いたくないのに、偶然の再会をはたしてしまうこともあるでしょう。
幸福な結婚をすることができる魂はツインレイだけではないということを理解しておいてください。
※ツインソウル、ツインフレイムについては下記の記事を参考ください。
ソウルメイトの種類と見分け方。ツインレイを含む魂の関係性7ステップ
