食べ物はチャクラにどのように関係するか

チャクラは簡単に言えば、人のエネルギー循環の大きな流れ道のことです。

私達の肉体は、一つの個体のように感じられますが、実際には非常に小さな粒(素粒子)が集まっているだけの流動的なものです。

地球も空も宇宙空間も同様に素粒子という小さな粒で構成されています。それぞれ分離しているような気がしますが、ミクロレベルでこの世界を見れば、全ては非常に小さな粒が混ざり合っている一つの大きな液体のようなものです。

全ての素粒子は振動しているので波動エネルギーを持っています。

つまり素粒子のレベルで見ると、私達の肉体は波動エネルギーを持っていると同時に、地球や大気など多くの波動エネルギーが流れ込んできては抜けていて、そのエネルギーの流れ道がチャクラということです。

そのエネルギーの循環の一種として人間の身体には、食べ物という形でも波動エネルギーが取り込まれます。直接体内にエネルギーを取り込むので、チャクラに与える影響も大きいです。

身体の状態は五感と脳を通して思考(顕在意識)へと変換されますので、「何かを食べたい」という気持ちもチャクラの状態と密接に関連していると言えます。

現代人の肉体は食事によって暴走している

もはやここで改めて書く必要もありませんが、現代人の肉体は食事によって非常に乱されています。

本来、動物として摂取しない物質を、頻繁に大量に摂取しているのですから当然と言えます。

例えば、精製された「砂糖」や「小麦粉」は自然界には存在しないものです。

特に砂糖は、2008年の研究でも砂糖が脳内ドーパミンとオピオイドに作用し、依存症となる可能性についての臨床根拠が得られていて、脳のβエンドルフィン受容体の部位を活動させる刺激となり、これらはヘロインとモルヒネを摂取した際に惹き起こされる反応と同じものだとされています。

私達は合法的に麻薬を大量摂取して依存症になっているようなものです。

化学調味料はその名の通り、人工的に精製された自然界に存在しないもので、「グルタミン酸ナトリウム」が最も一般的です。人間の脳にとって美味しいと感じられる成分として作られた化学調味料は、脳への悪影響が叫ばれています。化学調味料に慣れていないアフリカ人は、大量に使用した食事を食べると手足のしびれを感じるようです。

日々の生活が乱れていたり、精神的に充実していない時、気力が充実していないときなどチャクラが閉じている時に、人はジャンクフードを食べることが多くなります。

自然物ではないジャンクフードは、地球の意識体ガイアからの波動エネルギーを得ていないものなので、波動が低い食べ物といえます。

引き寄せの法則で、波動が低い時に波動が低いものが引き寄せられて、身体は「ジャンクフードを食べたい」という思考を生み出しています。

波動が低い食べ物を取り込むことで、より自分の波動も下がり悪循環になってしまいます。

また、自然から見ると異物と思える物質を体内に取り込むことで、それを消化して浄化して体外に吐き出すために多くの波動エネルギー(プラーナ)を消費する必要があります。

チャクラが開いて循環していても、せっかく取り込んだエネルギーが食べ物を浄化することに使われてしまうわけです。

私達の肉体と脳は、こういった現代の食事から大きな影響を受けていますので、そこから生み出される感情や思考も大きく乱れているわけです。

 

砂糖を摂るな、ジャンクフードを食べるな、などと現実的ではない説教は意味がありませんが、ある程度意識して減らしていくことを考えても良いかもしれません。

チャクラを開く修業の道ヨーガの食事はどんなものか

ヨーガとは、古代インド発祥の心身を鍛錬によって制御して精神を統一し、チャクラを開いて輪廻からの解脱にいたろうとする修行の道のことです。

現代でよく行われているヨガは、このヨーガの修行から身体的ポーズをエクササイズとして取り出したものです。

普通の社会で暮らしている現代人ではなかなか全てを真似することは出来ませんが、ヨーガの食事を知っておくことは参考になります。

ヨーガの食事は基本的には菜食主義ですが、ヴィーガンの食生活とは異なります。

ヴィーガンは「人間は動物を搾取することなく生きるべきだ」という絶対菜食主義のため、肉や魚はもちろん、卵、チーズ、バター類、はちみつ、ゼラチンなども一切口にしません。

ヨーガは、ヨーグルトなどの乳製品は高い生命力を取り込むための神聖な食べ物としてありがたく食べられています。

昔は長期間置いてあった発酵食品などは「死んだもの」と解釈され食べられなかったそうですが、現在では菌類が豊富に生きているエネルギーに満ちたものとして食べられているようです。

人間の身体は細胞と細菌が絡み合った集合体とも言えます。人を構成する細胞の数は数十兆ですが、体内に生息する細菌の細胞数は100兆を超えるので、細菌のほうがメインとも言えますね。

ヨーガで推奨されている食べ物

  • 穀物、玄米
  • 発酵食品
  • ナッツ類
  • 野菜、果物、豆類
  • 大量の天然水
  • オーガニックな油
  • マクロビオティックなどの陰陽バランスがとれた食べ物
  • 新鮮なもの、古くないもの

また、ヨーガでは、体内に蓄積した毒素を排出するデトックスのために、月2回、新月と満月の日の断食が推奨されています。

断食中は水分を大量に取りましょう。

7つのチャクラを整える食べ物

人間の身体には7つのチャクラがあり、それぞれが主に司る肉体機能や感情、エネルギーがあります。

詳細は下記の記事で解説しています。
チャクラとは。アセンションとも関連深いエネルギーの昇華

そして、それぞれのチャクラを整える食べ物もありますので、一番下の第1チャクラから順に紹介します。

ルートチャクラ(第1チャクラ、ムーラダーラチャクラ)

第1チャクラは、脊髄の一番下の基底部、性器と肛門の間に位置します。

全てのチャクラの基盤となり、食欲や睡眠、性欲などの本能的な感覚や感情を司ります。生命エネルギーの入り口でもあるルートチャクラは、地球のエネルギー大地に根ざすグラウンディングの働きを持っています。

このチャクラの働きが安定することで、安定した精神や生に対する安心感などが得られます。

第1チャクラが閉じてエネルギーが不足していると、食事や住まい、収入、集団への帰属といった生きていくために必要な事柄への不安や欲求が増していきます。

生きていくための不安や欲求に悩むことが多くなっている時には下記のような食べ物を意識的に摂るといいでしょう。

ルートチャクラを安定させる食べ物

トマト、りんご、イチゴ、ラズベリー。肉や卵、魚などのタンパク質を多く含むもの。
ごぼう、いも類、玉ねぎ、ニンジン、大根などの根菜類。

セイクラルチャクラ(第2チャクラ、スワディシュターナ)

第2チャクラは、下腹部(丹田)から性器のあたりに位置します。創造性や「性」と関連の深いチャクラです。

第1チャクラで吸い上げたエネルギーが、「自分がやりたいこと・自分が成し遂げたいこと」といった創造性に変換され部分ともいえ、第2チャクラのバランスが取れていると、人生への情熱が生み出されワクワクする感情が起こってきます。

第2チャクラが閉じてエネルギーが不足していると、自分が役立っているといった自己効力感が感じられなくなり、理由なく罪悪感を感じたり、鬱屈した感情になっていきます。肉体的には性欲が減退することもあります。

自分の存在を無意味に感じてしまったり、性欲が衰えていたり、腰痛に悩まされる場合はこのチャクラを整えるために下記のような食べ物を意識的に摂るといいでしょう。

セイクラルチャクラを安定させる食べ物

マンゴー、オレンジ、桃。天然水。ナッツ類。オメガ3脂肪酸サプリ。かぼちゃ。

ソーラープレクサスチャクラ(第3チャクラ、マニプーラ)

第3チャクラは、胃・みぞおちのあたりに位置します。

「自己同一性・アイデンティティ」とつながりがあり、プライドや自分の意志、自分は何者なのか、他人からどう見られているかといった感情と深い関係があります。

他人との関係性の中で自分の価値を認めることが出来ると、他人を尊重したり協調して平和をもたらすことが出来ます。

第3チャクラが閉じてエネルギーが不足していると、アイデンティティが確立出来ず、自分で人生をコントロールしようとせずに受け身で無気力、無関心になります。人生で起こる出来事は全て他人が起こしていることといった被害者意識に悩まされるでしょう。

胃の不調や自分で自分を認められない感覚、本当にやりたいことがわからなくなってきたりしたときは、このチャクラを整えるために下記のような食べ物を摂るといいでしょう。

ソーラープレクサスチャクラを安定させる食べ物

パイナップル、バナナ。コーン、黄パプリカ。オーツ麦、ライ麦、玄米。

ハートチャクラ(第4チャクラ、アナーハタ)

第4チャクラは、胸の中央に位置します。

「愛」を司り、自分自身を認めて愛すること、他人への見返りを求めない無償の愛と深い関係があります。

ハートチャクラのバランスが取れていると、自我(エゴ)と、他者を含む外界が融合して全ては繋がっているワンネスの感覚に気づいていくため、自分を受容して愛することは、見返りを求めずに他人を愛することを心で理解し慈愛の心や共感力が生まれます。

自分を愛せない感覚、愛を受ける価値がないと考えてしまったり、他人に共感して心から愛せないといった場合は、このチャクラを整えるために下記のような食べ物を摂るといいでしょう。

ハートチャクラを安定させる食べ物

ブロッコリー、ほうれん草、パセリ、小松菜、春菊、八宝菜。

スロートチャクラ(第5チャクラ、ヴィシュッダ)

第5チャクラは、喉・首のつけねに位置します。

「コミュニケーション」と深いつながりがあり、肉体による声だけでなく、魂(潜在意識)が発信する意識も含まれます。

喉の不調や自己表現がうまく出来なくなったり、他人とコミュニケーションを取ろうとする意志がないなどで悩む場合は、下記のような食べ物を摂るといいでしょう。

スロートチャクラを安定させる食べ物

レモン、グレープフルーツ。イチジク、ナシ。ハチミツ、ハーブティー。

サードアイチャクラ(第6チャクラ、アージュニャー)

第6チャクラは、眉間の中央に位置します。

第6チャクラは「ビジョン」を象徴します。世界を正確に見渡す能力を司り、知識欲や好奇心、向上心とも関連しています。

このチャクラがバランスが取れていると、新たに作っていく世界を想像してビジョンを描き、幸福な未来を作り出していく道標となります。

人生のビジョンを描くことができなくなったり、未来への不安が増したり、創造をする行動を起こせなくなった場合には、下記のような食べ物を摂るといいでしょう。

サードアイチャクラを安定させる食べ物

ブルーベリー、ぶどう、プラム、ナス。

クラウンチャクラ(第7チャクラ、サハスラーラ)

第7チャクラは、頭頂部に位置します。

第7チャクラは正確には頭頂部より上の肉体の外側にある言われることもあり、高次元の霊的世界と繋がる部分です。

肉体に縛られた三次元の物質世界だけでなく、人の魂(意識体)は高次元の宇宙と繋がっているのだということを人間が思い出すことを助けるチャクラです。

第7チャクラが開いていると、松果体と左脳右脳の間にエネルギーの極性が見られ、顕在意識と潜在意識のバランスが取れて、その人の好きな分野に非常に高い才能を発揮することができます。

第7チャクラは、他の6つのチャクラが開いて安定していると、少しずつ自然と開いていきます。

精神意識と繋がっているチャクラなので、何かを食べるのではなくて、定期的な断食やデトックスによって安定が得られます。