バシャールという名前は、スピリチュアルの世界では非常に有名な名前なので一度は聞いたことがあるかもしれません。

本記事は、そのバシャールという存在は何なのか。地球人にどんなメッセージを発信しているのかまとめました。

 

バシャールはダリル・アンカがチャネリングで受信した地球外意識体

バシャールとは、アメリカ人ダリル・アンカがチャネリングでメッセージを受信した地球外意識体のことです。

まずダリル・アンカがどんな人なのか紹介しましょう。

ダリル・アンカとは

ダリル・アンカは元々スピリチュアル系の人ではなく、ハリウッドの特殊効果デザイナーとして「スター・トレック」「アイ、ロボット」「パイレーツ・オブ・カリビアン」「ダイ・ハード4.0」「アイアンマン」といった有名映画を手掛けるSFXエンジニアでした。

1973年にUFOを目撃したことをきっかけにしてチャネリングができるようになり、地球外知的生命体バシャール(BASHAR)と交信しているとして、バシャールからのメッセージを地球人に届ける役目を担っており、世界各国でのセミナーでバシャールのメッセージを伝えたり、20冊以上の著書を出しています。

また現在でも映画に関わる仕事もしており、監督脚本プロデューサーを兼務しています。

2012年の臨死体験と死後の世界を描いた「Dearly Departed」や、2016年の彼自身のUFO遭遇の実話を元にした「First Contact」、2020年公開予定のSF映画「Alienated」などがあります。

ダリル・アンカ自身も地球圏外から来た魂スターシードだと言われておいて、彼のオリジナリティのある才能や人類をアセンションに導く姿勢はまさに開花したスターシードならではです。

バシャールとは

ダリル・アンカの著書「BASHAR」によると、バシャールはオリオン座知覚にある惑星エササニに住んでいるとされています。

宇宙人というと胡散臭く聞こえますが、正確にいうと宇宙人ではなく、実際には高次元の集合意識体(意識を発するフォトンエネルギー体)のようです。

地球人のように肉体をもった三次元に縛られて生きているのではなく、より高次元の存在ですので、おそらくは特定の物質的な姿をしているのではなく霊体であり、複数の潜在意識が合わさった存在です。

時間軸を移動する4次元以上の存在ですので、パラレルで同じ時間軸で複数存在し合わさっているのでしょう。(そのため、ダリル・アンカを通じてメッセージを発信するバシャールは自らのことを「私達」と呼びます)

バシャールという名前は、ダリル・アンカがアラブ系人種であったため、アラビア語の「指揮官・存在・メッセンジャー」の意味を持つ「バシャール」を、その霊体自らが名乗り始めたとされています。

バシャールの言葉

地球人がより精神的に成長し、幸福で高次元な存在にアセンションしていくために、バシャールは様々な言葉を投げかけています。

バシャールの有名な言葉を紹介します。

ワクワクすることをしよう

バシャールが何度も強く伝えているメッセージの一つ「excite,excitement,exciting」です。

パッションやラブ、ジョイ(楽しい)といった単語も使われています。

「ワクワクすることを人生の軸として生きれば、人生の情熱の原動力になりワクワクすることで、シンクロニシティがより起こり、人生をいい方向へ導いてくれる。」

とバシャールは言います。

これはスピリチュアルにおけるアセンションの手続きとも一致する考え方なので、すんなり入ってくるのではないでしょうか。

アセンションとは、肉体の五感と脳で生まれたエゴによる顕在意識といった三次元的なものに振り回されるのではなく、より高次元の魂(潜在意識)をメインとした生き方にシフトしていくことを意味します。

そしてバシャールの言うワクワクするというのは、脳みそでこねくり回して考えた生き方ではなくて、もっと自分の心に湧き出る直感に従って生きるという意味ですね。

実際に、ここ数年、「本当に好きなことをして生きていく」というメッセージは世界中で聞こえてきます。

「今日が人生最後の日だとしても今からやろうとしていることをやるだろうか?」と毎日自分に問いかけたスティーブ・ジョブズを始めとして、ホリエモンや西野亮廣さん、ヒカキンなど日本で成功している若い世代の人も口を揃えて言います。

ただ、バシャールは、「結果について期待をしてしまうと、うまく行かなくなってしまう。こうあるべきだという期待が、混乱や困難を創り出す」とも言います。

打算的で結果を受け取ろうといった気持ちのない、本当に純粋に潜在意識でワクワクすることをしていれば、結果として人生がいい方向へ進んでいくということですね。

ポジティブでエネルギーが高い状態に感じる穏やかな喜びの感情がワクワクということのようです。

  • 本当の自分とは自分が一番ワクワクすることを毎瞬毎瞬行動する自分です。
  • 本当の自分とつながって、情熱を行動に移していれば、その結果としてパートナーとは自然に出会えます。
  • 幸せに感じられることをしていて、自分の情熱をさらに拡大していけるような現実があれば、その人は成功しています
  • 自分が欲しいものを、苦労して、一生懸命努力して手に入れる必要はありません。それがわかれば、イライラすることも、恐れをいだくこともありません。疲れることもありません。
  • ワクワクする気持ちとは、「自分の選んだ道をちゃんと進んでいるかどうか」。それを教えてくれる肉体を通して翻訳されて伝わる言葉、メッセージです。
  • ワクワクする気持ち、情熱の波動、平和で穏やかな感覚こそ、本来のあなた自身の波動であり、「魂の青写真」の波動。そして、「大いなるすべて」と調和のとれているあなた固有の波動です
  • 皆さんの「自分でしたいことをするには、たくさんの努力と スタミナが必要だ」という観念を、丸めて窓から捨ててください。
  • 自分が魅かれるエネルギーを信頼するとき「ワクワク」になります。
    自分が魅かれるエネルギーを疑うとき、それは「怖れ」になります

本当の自分に目覚めていく

現在ほど高波動のエネルギーが地球を取り巻くことは歴史上一度もありませんでした。

レムリア時代やアトランティス時代を含めて、史上最高の波動域に達しています。

この時期に、今まで触ってこなかった深層部分、今まで見えてこなかった部分をきれいにする必要があります。

人類が今まで見たこともないような人に出会ったりすることになります。

でも彼らのエネルギーは、あなたの波動エネルギーに存在するからこそ、あなたの前に引き寄せられてきます。

彼らとの交流の中で、あなたは過去の古いエネルギーを手放し、本当の自分に目覚めていくことになります。

今までのあなたは過去のデータに基づいて、脳が作り出した自分を演じてきました。過去のデータは「こうあるべき」といった概念や期待に基づいてあなたの行動を起こします。

人に好かれるためにいい人を演じてみたり。しかしそこには本当の自分は存在しません。

他人が思う自分ではなく自分が好きな自分になってください。

理想の自分を唱えるだけではなくて、実際に体現してく必要があります。

全ての出来事は自分が引き寄せた結果である

人生で起こる全ての出来事は、自分自身が引き寄せた結果であるとバシャールは言います。

スピリチュアルでいう「引き寄せの法則」ですね。

地球人は、なにか人生で決断をする時に、どうしても脳に引っ張られて三次元の出来事や結果にフォーカスをしがちです。

ですが、人間の潜在意識がフォトン(素粒子)である限り、何か決断をするという大きな意識のエネルギーは、必ず素粒子で構成されるこの世界に影響を与えます。

ポジティブな意識はポジティブな出来事や人間関係を引き起こしますし、逆もまたしかりです。

参考記事:引き寄せの法則を解説。復縁や運命の出会いにも効果がある

  • もしあなたが、「私は非常に楽に、自然になんでも手に入れていいんだ」「自分は喜びを感じていていいんだ」と思って生きているのなら、宇宙はそういうものを与えてくれます。
  • 他の人を変えようと思っても、他の人は変えられないということです。そして自分のまわりの世界を変えるための一番簡単な方法は、自分を変えることです。
  • 否定的なことを信じていれば、否定的な結果を得ます。肯定的なことを信じていれば、肯定的な結果を得ます。宇宙はみなさんがどちらを信じていてもあまり気にしていません。
  • 自分でこうだと信じているもの、そういった観念が自分のまわりの世界を実際に創り上げています。なにが起きるかということを感じてください。自分が感じれば、そしてそれを信じればそれが起きます。
  • どんなことでも、ポジティブな意味づけをすれば、そこからポジティブな影響を受け取ることができます。
  • 恐れを信じる人は、自分の人生も恐れに満ちたものになります。愛と光だけを信じる人は、人生の中で愛と光しか体験しません。
  • 人間が世界を変えるのではありません。自分自身を変えることによって、すでに存在している、自分が好む波動の世界にシフトしていくのです
  • 意志こそが、唯一、変化をもたらす
  • 周りの現実に起きていることはすべて、皆さんの中で起きていることで す。
    ですから、まわりの現実が自分の望むものでなければ、そこから学ぶべきものを学び、いかに自分の望むものに変えていけるかを学んでください。
  • 自分が創り出している世界が望んでいるものでないとしたら、そ れは皆さんが無意識のうちに「その選択をしていた」ということです。
    自分で実現したい観念を実現する代わりに、自分が実現化したくない観念を無意識のうちに実現していたということです。
  • 創り出した世界が、自分で望んでいるものでないとしても、それ自分の責任だからといって、自分に対する非難や後悔、そして罪悪感の理由として使う必要はないことを知っていてください
  • 心配や疑いは、もう古い観念で、自分のまわりに創りたい現実とは、 まったく関係ありません。
    自分の現実の中に欲しくないものは、わざわざ信じないでください。
    喜びより、心配の方が力をもっていると思って行動を起こさないでください。
  • 自分の持っている波動が、あなたの体験することを決めます。
  • 「意識」は、皆さんが持っているものではないのです。
    皆さん自身が意識そのものなのです。

全ての時間は今に存在する

「過去や未来は存在しない。全てのは”今ここ”に存在する」というメッセージです。

潜在意識(素粒子)の世界は4次元以上の高次元ですので、宇宙と同様に時間軸が存在しています。

過去や未来という時間の連続性は人間が作り出した三次元の概念でしかなく、4次元の世界では過去も未来も現在も全てが「今」として存在する世界です。

生きるということは今ここに集中することなので、過去に執着したり、未来を恐れたりするのは三次元的な生き方ということです。

これはスピリチュアルでなくても世界中で言われていることですね。
3次元の私達にはなかなか実感出来ませんが、実際の世界がそのように作られているのだから当たり前の真理なのかもしれません。

スティーブ・ジョブズ
「You can’t connect the dots looking forward. you can only connect them looking backwards. So you have to trust that the dots will somehow connect in your future.」
未来を見て点を結ぶ事はできない。過去を振り返った時に点が繋がっていることがわかるだけだ。だから、いつか繋がると信じて点を打っていくしかない

堀江貴文
「未来を恐れず、過去に執着せず、今を生きろ」

ブッダも悟りを開いた後に同様のことを語っており「今を生きる言葉」として遺っています。

  • 現在に生きることです。これは大切なことです。過去や未来に生きようとすると、今必要な情報を見つけようと思っても、今現在、ここにいないということになりますので、手に入りません。
  • いまここにいる自分を精一杯生きることが、自分の生きたいところにい く一番の近道です。
  • 意識の進化とは、実際には、いまここを100%生きるということなのです。
    あなたの持っているすべての情熱と、すべての願望を、しっかりと地に足をつけて、確信をもって、そしてあなたの愛のすべてをもって、自分の信頼のすべてをもって、肯定的な方に向けることです。
  • 本来、意識というものは、前世も含めてたくさんの人生、たくさんの人格を持っています。
    ある見方をすれば、人生がひとつ終わっても次があり、また次があります。
    また別な見方をすれば、時間というのも幻想ですから、すべての人生は「今」起きている、ともいえます。

本来のあなたのエネルギーは脳から生み出されるのではない

あなたの思考は物質的脳に蓄えられている記録からやってきている顕在意識です。

脳はあなたが今回の人生において過去に体験したものが記録として残ってるデータベースです。

感情的反応が特に大きかった体験ほど、多くの容量を使用して保存され、あなたの思考に大きく影響を及ぼします。

ネガティブな感情的反応が大きい体験はトラウマと呼ばれています。

あなたの脳は、蓄積された過去のデータから、一番最悪のシナリオを想定して、思考へと変換します。人間が三次元の生物として持ったサバイバル本能です。

これが歳を取るほど、本当にやりたいことをチャレンジできなくなる人が多い理由です。

このときのあなたの視野は非常に狭くなり、エネルギーもギュッと縮小している状態です。

これはあなたの本来のエネルギーではありません。

あなたの目的、使命

全ての物質は元々三次元の存在ではありません。

日常で使っているコップも洋服も家も、元々は誰かのアイデア(意識)と呼ばれる非物質界のエネルギーが三次元の物質化されたものです。

そういう意味では、物質は非物質界のエネルギーが具現化された過去のものとも言えます。

「過去のもの」を繰り返し活用して執着するのではなく、常に進化する非物質界エネルギーを具現化して新しい創造を送り出すのがあなたが持つ目的の一つです。

アンテナを広げて非物質界の進化するエネルギーをワクワクで受け取ってください。

魂は永遠の存在である

人が死んでも、中身の魂も一緒に死んでしまうわけではありません。

愛する人やペットが死んだとしても、いなくなったわけではありません。魂はそのまま意識体として生き続けて存在しています。

ただ三次元の物質界を体験する媒体である肉体がなくなっただけです。

肉体から飛び出た魂は、脳が生み出すエゴの全てを手放して自由になります。

自由になった魂は、物質界で体験してきた学びや体験から成長して進化し、ありのままの自分を体験しています。

私達は永遠に生きる存在ですから、何も急ぐことも焦ることもありません。

 

2020年は地球にとって重大な年だというメッセージも

2019年9月にダリル・アンカは、新たにバシャールから受信した2020年に関するメッセージをインターネットやメディアを通じて紹介しました。

これまでバシャールは、地球人が地球をどのように運営していくかに干渉しすぎないためもあって政治的なメッセージをほとんど発しませんでした。ところが今回は比較的、具体的に政治的な内容も含めた提言をしてきたことに、ネットを始めとして非常に反応が大きくなりました。

詳細は下記の記事に書いています。

アセンションにおける2020年の重要性。バシャールからのメッセージ